
German Housing Studies: A Century from the 1920s to the 2020s
JASSO「令和7年度海外留学支援制度(協定派遣・協定受入)」に採択されたプログラムとして、3月6日から23日にかけて、ドイツのベルリン、デュッセルドルフ、ケルン、フランクフルトの4都市を中心に現地研修を実施しました。
MAMIKO MIYAHARA
佐賀大学理工学部
建築環境デザインコース准教授・博士(工学)
miyahalab.建築計画学研究室
RESEARCH ARCHIVE
論文、寄稿、著書、研究室プロジェクトをまとめて掲載しています。ページ上部のカテゴリーを選ぶと、関連する記録を一覧できます。
すべての研究成果 — 67件(1–20件を表示)

新建築 2026年8月号
新建築 2026年8月号に論考『「浮遊する部屋」から「ランディングする部屋」へ』を寄稿しました。 論考では、『新建築』で集合住宅特集が始まった2005年以降の20年間を振り返り、建築家が集合住宅を通して提示してきた生活像の変遷を、「住まいが依拠する外部」と「建築家が向き合う相手」の変化から読み解くことを試みました。
新建築 2026年8月号 pp.30-31

『建築雑誌』2026年6月号「特集06 〈外側〉を見出す力――郊外・廃墟・バックヤード」の編集を担当し、論考「インクリメンタルな場としての郊外を捉え直す」を寄稿しました。 論考では、郊外がつねに都市の外側に新たな領域を見いだしながら形成され、ブルジョワジーの理想郷から、大衆化・均質化した住宅地へと展開してきた過程をたどり、そのうえで、本特集で取り上げた、近年の郊外住宅地や放棄された空間における新たな取り組み――「椿森コムナ」「月見台団地プロジェクト」「海老名芸術高速」「バイソン」「図図倉庫」「廃墟の上棟」――を通じて、完成形を定めず、多様な主体が小さな改変を段階的に重ねていく実践に着目し、統一的に計画しきれない昨今の郊外に残された余白を、時間をかけて変化へと転じる「インクリメンタルな場(漸進的な場づくり)」として捉え直す可能性を論じています。
建築雑誌2026年6月号 pp.16-17

JASSO「令和7年度海外留学支援制度(協定派遣・協定受入)」に採択されたプログラムとして、3月6日から23日にかけて、ドイツのベルリン、デュッセルドルフ、ケルン、フランクフルトの4都市を中心に現地研修を実施しました。

<修士論文> ◯松田愛也『公共施設計画の構想段階における有識者意見から住民意見への展開プロセスに関する研究-行政報告書の事前周知と住民参加型ワークショップの実践を通じて-』 <修士制作> ◯小佐田成美『Dynamic Blanced School-解体・再構築性を内包したモードチェンジ型建築の提案 -』 <卒業論文> ◯鴇田咲良『PFI による地域優良賃貸住宅における戸建住宅に関する研究-子育て世帯向け事業の空間計画と入居実態に着目して-』 ◯山口凜『リビングアクセス型要素を取り入れた土間空間の利用実態に関する研究-町営住宅甲佐団地の「ふれあい土間」を対象として-』 <卒業制作> ◯山﨑菜央『あの子が歌い、わたしが詠む -校歌から立ち上がる八女の風景』

『建築雑誌』にて、2年間にわたり連載企画「越境の現場を巡る!――包摂・ケア・共生の最前線」を担当しています。 本連載では、福祉系施設における先進的な実践を訪ね、構想・建設・運営の三つの視点から、領域や制度を越境する場がどのように生み出されているのかを読み解くことを目指し、住宅・学校・病院・福祉施設といった従来の縦割りの施設体系を問い直し、異なる世代や属性をもつ人びとが、それぞれの生活リズムや心地よい距離を保ちながら、互いに関心や配慮を向けて共にいられる空間のあり方を探る連載です。
『建築雑誌2026年1月号』pp.46
『建築雑誌』2026年1月号「特集01 Our Realities」に寄稿しました。 論考では、暮らしのなかで関係をつくる「コモニング」の可能性を、自身の実践と国内外の住宅事例から考察しています。佐賀県有田内山地区のシェアハウス「参道3プロジェクト」、ドイツの社会住宅、NEXT21で行っている居住実験「もしもあなたの家が教室だったら?――○○先生!」を通じて、空間を整備するだけでなく、住まい手が運営や地域活動に関わり続け、日常のなかに小さな実践を積み重ねることが、住まいとまちをつなぎ、暮らしの主体性を取り戻す手がかりになることを論じています。
建築雑誌2026年1月号
建築100年 PART2
『新建築』2025年9月号「建築100年 PART 2」に、論考「シェアハウスの日本的展開――制度・空間・コミュニティの交差点」が掲載されました。 論考では、日本のシェアハウスが、90年代後半の「外人ハウス」から「ゲストハウス」を経て、賃貸住宅の一形態として定着した過程をたどっています。シェアハウス市場が拡大するなか、シェアハウス内の“コモン空間”が擬似家族的な交流の場から、ライフスタイルを支える機能的な空間、さらに個を保ちながら他者との関係を選べる居場所へと変化してきた経緯を整理するとともに、事業者が整備から入居者の選定、運営・管理までを担う、日本独自の共同居住の展開についてまとめました。

<修士論文> ◯鈴木亜由美『PFIを活用した公営住宅等建て替え事業により生じる余剰地の活用実態に関する研究-余剰地の用途の選定要素と整備プロセスに着目して-』 ◯堀池 廉『官民連携による公営住宅等の建替事業に関する研究-定期借地権を活用した事例に着目して-』 <卒業制作> ◯稲本一太『演目は「ハレ」−くんちによる中心市街地暮らし再編計画-』 ◯高山水希『記憶でつながる群像劇 - 場所の価値及び空間の意味の更新‐』 ◯中島はるな『モノ化する世界』 ◯萩尾一彬『干潟自然公園化計画 -あの日と今日の風景-』 ◯三槻麟太郎『相反するものの狭間で』

宮原真美子, 佐藤将之
本稿は、住宅への助成権限が連邦政府から州に移譲された 2006 年以降に行ったノルトライン・ヴェストファーレン州の社会住宅整備の現状を概況し、中でも近年社会住宅整備事業の事業主として期待される社会的企業が取り組んだ事例としてモンターク財団による社会住宅を含む再開発事業 Nachbarschaft Samtweberei について報告するものである。同プロジェクトの整備プロセスおよび運営・管理の仕組みを明らかにし、社会住宅の整備と併せて、地区全体のコミュニティ再構築に取り組むための組織体制と空間的な仕組みを示した。
住総研 研究論文集・実践研究報告集 No.51, pp. 37–48

大阪ガス実験集合住宅NEXT 21 第6フェーズ居住実験 「集合住宅における居住者主体のコミュニティ活動の企画・実施に関する研究」
大阪ガス実験集合住宅NEXT 21 第6 フェーズでは、「まちで集まって住む意味を再定義する」というテーマが掲げられている。 本研究では、この課題に応答し、「いえに住む」ではなく「まちに暮らす」とは何かを、居住者主体のイベントの実践を通じて検証する。 具体的には、居住者が自分の特技や趣味などを生かして“先生” になってもらい、教室と見立てた住戸( 中間領域) を開くイベント『もしもあなたの家が教室だったら?ー◯◯先生!』を企画・運営し、①. 中間領域の使われ方とその効果・課題の把握、②. コミュニティ活動の効果評価(イベント実施による居住者の意識変化、コミュニケーションの変化)、③. イベントづくり支援の手法化の検討、の3つの観点から居住実験に取り組んでいる。
研究室プロジェクト

有田町との共同事業
佐賀銀行有田支店の移転に伴い更地となった旧佐賀銀行跡地がどのように活用されるのかについて、近隣住民も大きな関心を寄せています。時期を前後して令和 2 年 10 月から有田町まちづくり課では、有田内山地区の将来像を描く「有田内山グランドデザイン」策定に向け、地元の窯業関係者、建築デザイン、都市デザインの専門家によるグラウンドデザイン検討委員会が発足し、議論が進められてきました。こうしたプロセスは各会議体の議事録として、成果については『有田内山グラウンドデザイン報告書(令和 5 年) 』として公開されているものの、住民が気軽に手にする機会は限られています。また、仮にこれらの資料に目を通したとしても意見を述べる場所もないのが現状です。 そこで、本企画では、有田内山グラウンドデザインでの取り組み、まちづくりの進捗状況を、トピックに分けて、地域住民に発信し、ワークショップを通実施しました。
研究室プロジェクト

大阪ガスNEXT21 居住実験30周年 実験住宅の住人言行録
『大阪ガスNEXT21 居住実験30周年 実験住宅の住人言行録』に、論考「集合住宅に『界隈』をつくるための道程」が掲載されました。 論考では、近代集合住宅における立体街路の系譜を、CIAM、ル・コルビュジエ、スミッソン夫妻による空中街路の構想から、日本の公営住宅へとたどり、NEXT21の特徴を考察しています。空堀商店街の裏路地を参照し階段や廊下を生活の場となる「みち」からなる立体的な「まち」として構想されているNEXT21の立体街路ですが、住戸と立体街路をつなぐ土間や縁側などの中間領域に加え、自主的な植栽管理や家具の設置といった居住実験による運用上の試みを通じて、立体街路を生活領域として使いながら、人びとの活動や関係が重なる「界隈」を形成する道程をまとめました。

宮原真美子, 森川敦貴
本研究は、福岡県築上郡上毛町の地場不動産業者が2017年から2020年に売買した18事例を対象に、売却相談から所有権移転・登記までの手続きを整理し、中山間地域における不動産流通の課題を明らかにしたものである。契約記録や公図の分析、現地確認、担当者へのヒアリングを通じて、地目が宅地以外であること、敷地が広く分筆を要すること、境界が不明確であること、農地転用や水路占用の許可が必要なことなどの「土地・建物上の課題」と、相続登記、滅失登記、建物表題登記、地目変更登記などの「登記上の課題」を把握した。18事例のうち17事例で何らかの手続きが、13事例で複数の手続きが必要であった。物件ごとに異なる課題が複合し、売却までの見通しが立ちにくいことに加え、安価な物件では業務量に対して仲介手数料が見合わない実態を示し、専門家との連携や手続きへの支援の必要性を指摘した。
住宅系研究報告会論文集19, pp. 117–124

Ko Nakamura, Keigo Kobayashi, Mamiko Miyahara
本稿は、瀬戸内国際芸術祭2022の開催期間中、小豆島でフードトラック「TRACK/TRUCK」を設計・製作し、運営した実践の報告である。保健所の飲食店営業許可に必要な設備を2.5㎡に収めた軽トラック上の「キッチンユニット」と、食事の場であると同時に、食材の産地に関する情報を展示する「アウトドアダイニング」を組み合わせている。いずれも島内のホームセンターで入手できる材料で製作し、アウトドアダイニングの天板には、島の庭先で魚介類を干す際に使われる漁網を採用した。細い路地や港前の広場、フェリーターミナル、カフェテラス前、祭りの会場など、島内の多様な場所に応じて移動・展開できる構成とし、新たな飲食提供の仕組みが地域でどのように機能し、コミュニティに貢献し得るかを検証した実践である。
Proceedings of the 14th International Symposium on Architectural Interchange in Asia

中村 航, 小林 恵吾, 宮原 真美子
中村航、小林恵吾とともにゲストエディターを務めた『a+u』2024年4月号「特集:食べ物をめぐる建築」について、企画の背景や特集に込めた意図を語ったインタビューが『新建築』に掲載されました。
新建築, Vol. 99, No. 7, pp. 24–27

Ko Nakamura, Keigo Kobayashi, Mamiko Miyahara
BOOK

<修士制作> ◯稲葉 樹『Polyvalent Architecture−空間分節が⽣み出す多解釈な居⽅による「⾝のまわり圏」の提案−』 ◯佐藤竜樹『Pausability Architecture−潜在化した都市の魅力を発見する立ち止まり方-』 ◯田村 怜史『⽴体絵画建築−⽇本庭園の絵画性に着⽬した奥⾏き空間の創造−』(旧平瀬研究室) ◯藤田遥人『体感に関わる建築-身体性を伴う空間体験の演出- 』 <卒業論文> ◯大庭翔馬『佐賀県におけるPFIによる地域優良賃貸住宅整備事業の実態』 ◯能塚彩斗『第 3 セクターが管理運営する道の駅に関する研究 -計画プロセスと管理運営方法に着目して-』 <卒業制作> ◯石山沙羅『くんちと生きる』 ◯小佐田成美『成長の余白』 ◯竹澤紀子 ◯野田睦稀『REMIX STREET』 ◯松田愛也『軌跡でつなぐ - 暗渠の建築的解釈による流川界隈の再編計画 -』 ◯河野裕翔『Entrance City ショッピングモールから始まる地域再生』
<卒業論文> ◯池田明日香『移動手段からみる高齢者の外出行動に関する研究 -佐賀県有田内山重伝建地区を対象として-』 ◯大前晴佳『COVID-19による自宅療養時の居室の使い方に関する研究-同居人がいる場合の自宅療養生活に着目して-』 ◯川端康平『リビングアクセス型集合住宅における居住者のコミュニケーションの実態に関する研究ー熊本県宇城市営上の原団地のノンバーバルコミュニケーションに着目してー』 ◯木下豪『コミュニティ施設の用途を含む廃校利活用に関する研究 -指定管理されている旧公立小学校の廃校舎を対象として-』 <卒業制作> ◯小村茉優『寄る辺を求めて潜水を』

いきいき唐津、九州大学黒瀬研究室、佐賀大学宮原研究室他との共同研究
研究室プロジェクト

『建築雑誌』2022年2月号の連載企画「コロナ備忘録⑦」
『建築雑誌』2022年2月号の連載企画「コロナ備忘録⑦」に、「Work Well Home with Covid-19」の取り組みに関するインタビューが掲載されました。 「Work Well Home with Covid-19」では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、リモートワークや在宅勤務が広く実施された状況を受け、住まいのなかに仕事の場所を確保する際の空間的な課題や、子育てと仕事を両立するための時間管理上の課題を明らかにし、長期化する在宅勤務の環境改善につなげることを目的としました。そのため、「在宅勤務時のワークスペースに関するアンケート」とオンラインインタビューを実施し、本ページでは、その結果の一部と関連情報を紹介しています。 Work Well Home with Covid-19 企画・運営:宮原真美子(佐賀大学)、佃 悠(東北大学)、中島弘陽(日建設計) イラスト協力:源五郎丸未来
建築雑誌 = Journal of architecture and building science, Vol. 137, No. 1769, pp. 44–47